これまで、プロゴルファー、プロ野球選手、プロテニスプレーヤーなどをサポートしてきました。選手からは「赤野コーチはもともとメンタルが強いのですか」とよく尋ねられるのですが、もともとメンタルに自信があったわけではありません。こう書くとがっかりされるかもしれませんが、ドライバーでイップスになったりと、若い時はむしろいろいろな壁にぶち当たり悩んできました。
悩みを乗り越えてきた経験があるからこそ、今ではゴルファーの皆さんの悩みを理解でき、トレーニングに生かせています。人生に無駄なことは何もないですね。
Contents
世界No.1選手は「禅」と「心理学」の融合から生まれた
禅×メンタルトレーニングのメソッドは、東洋の「禅」と西洋の「心理学」や「脳科学」を融合させたものです。今、世界で「禅」が注目されています。
私の師匠であるアメリカ人のジョセフ・ペアレント博士は、ビジェイ・シン選手やクリスティ・カー選手を世界No.1に育てました。そのペアレント博士のメンタルトレーニングの軸が「禅」であり、選手たちの心を禅の哲学やマインドフルネス(坐禅)を通じて指導されています。
実際にお会いしてみると、ペアレント博士の禅への深い理解に衝撃を受けました。ペアレント博士からの教えは私の土台であり、今も私自身が禅の修行に励みながら、選手たちと新たな可能性にむけて挑戦を続けています。
ゴルフはメンタルが大事という方は多いと思います。しかしプロゴルファーでも、スタートでつまずく、逆にいいプレーをしていても上がり3ホールになると思うようなプレーが出来ない、ミスをひきずってしまう、ついムキになってしまうなど、「やっちまった」という経験を繰り返しているのではないでしょうか。あそこで耐えていればと悔やみながら帰りの車を運転されている方も多いと思います。
残念ながらどんなに悔やんでも、これではメンタルは成長しないのです。お伝えしたいのはこれが悪いわけでありません。どんなトッププロでも同じようなことで悩んでいます。それだけ、ゴルフは奥深いスポーツなのです。
では、ゴルフにおけるメンタルの成長とは何でしょうか?
ゴルフはあなたの隠れた性格も含めて、あなた自身が表現されるスポーツです。せっかちな人は早くプレーするでしょうし、あるゴルファーは無謀な挑戦に挑んでみたり、別のゴルファーは慎重すぎて怯えてしまったりとそれぞれの性格が出るのです。性格がうまくプレーで機能していればそのままでOKですし、一方でブレーキになっているとすれば、改善する必要があります。
メンタルに強い、弱いはない メンタルとは「心の技術」
「私はメンタルが弱い」「あの人はメンタルが強い」という表現をよく聞きますが、実はもともとメンタルが強い人、弱い人ということはありません。弱いと思っている人でも、うまくプレーできていることはあるでしょうし、強いと思っている人でも気づいていないところで何か問題を抱えているケースがあります。強い、弱いとカテゴライズすることそのものが、思い込みになっているのです。
それよりも、どういう場面が苦手なのか、あるいはどういう場面は好きなのか、もっと具体的に知ることです。例えば「勝負がかかった1メートルのパットだと手がスムースに動かない」とか「慎重になりすぎてパットがショートしてしまう」という具合です。こうした課題は、主に心が引き起こしています。心と体は密接につながっているからです。1メートルのパーパットが緊張するとすれば、それは絶対に入れなければならないという期待の裏返しです。期待が大きければ大きいほど、緊張や不安が高まるのです。
つまり、緊張だけを何とかしようとしても、緊張は消えません。優勝を決める1メートルのパーパット、最高に緊張する中でいかに自然に手が動く「平常心」を作っていくか。そうした一つ一つの積み重ねがメンタルの成長なのです。
このように、何か具体的に改善することを練習やラウンドでトライしてみるのです。これがメンタルトレーニングです。まさにトレーニングなので、スイングやフィジカルと同じように、何度も練習することで少しずつ「心の技術」を会得できるのです。一つ一つ自分の限界を突破していくことで、自分への信頼が高まっていきます。
ゴルフ道を究めていく
武道、茶道、華道など「一生かけて道を究めていく」という考え方が、日本には古くからあります。その根底には「禅」の哲学があります。一時的な結果で一喜一憂して終わるのではなく、仕事には仕事の道があるように、ゴルフにはゴルフという道があります。
今、不完全な自分が悪いのではなく、昨日よりも今日、今日よりも明日と1ミリでも成長できたときに、人は充実感を覚えるのです。心を磨きゴルフを磨く、それが禅×メンタルトレーニングの目指すゴルフ道です。
無心のスウィングへの道(ゴルフダイジェスト誌コラム連載最終回原稿より)
心をコントロールしようとしないのが本当のメンタルトレーニング
これまで3年半にわたり連載させていただきましたが、今回が最終回になります。禅とメンタルトレーニングの融合についてお伝えするのは、とてもエキサイティングな体験でした。最後のテーマは「無心のスウィング」です。
ある男子プロゴルファーは、メンタルトレーニングを重ねる中で、あるとき「スウィングがスウィングしている」という感覚になったそうです。
ある著名な画家は「筆、おのずから動く」と体験を語っています。これらの感覚はいわゆる「ゾーン」の状態であり、禅でいう「無心」です。「スウィングがスウィングする」という感覚はまさに無心のスウィングであり、自分が動かしているのではなく身体が勝手に動いていたという状態です。
アスリート達は、心をもっと上手くコントロールしたいという期待を持っています。メンタルトレーニングは「心を扱う技術」だと思われているアスリートがほとんどでしょう。
「自分の心は思うとおりにはならない。」
禅×メンタルトレーニングはここからスタートします。心を思うとおりにコントロールしようとして「こうなりたい」「ここが嫌だ」と直そうとすると、多くの場合、さらにこじれていきます。嫌な箇所を限定するのも「自我(エゴ)」の意識の働きであり、直したいという考えも「自我」だからです。
「自我」で「自我」にアプローチすると、さらに「自我」が強くなっていきます。ちなみに「自我」は良い悪いではありません。私たちが持っているものです。ただ、「我」とどう付き合うかはプレーに大きく影響してきます。
我を強くするのか?我を薄めていくのか?調子が悪いときほど、プレーへのこだわりが強くなっていきます。些細なミスが許せなくなります。これは自我の罠に嵌まっているのです。
禅ではこの世界はよく川に喩えられます。師匠の老師は『自我が強い状態というのは、川の流れから「自分」という存在が浮き出ている状態』と言われていました。要は自分が周りの世界と切り離されているのです。自分という輪郭がくっきりと浮き出ている感覚ともいえます。
いかに自分と周りの世界との調和を取り戻すか。禅では「無我」「無常」を説き、坐禅を通して「我を薄めていく」修行をしていきます。
曹洞宗の開祖道元禅師は「身心一如」を説かれました。身体と心が一つのものの両面であるということですが、注目して欲しいのは、「身心」であって「心身」ではないということです。あくまで身体が先にあって、心が立ち上がってくる。坐禅はまさに身から心を整えていく鍛錬といえます。
ある老師は「坐禅では、坐禅しようと思わないことです」と話されていました。坐禅しようとすると、つい構えてしまいます。また呼吸をコントロールしようとするのです。人の心はコントロールする働きを持っています。どれだけ坐禅を重ねても、いい呼吸を求めて坐っていてはさらに自我を強くしてしまうのです。坐禅でも心のあり方次第で、さらに執着を深めてしまいます。
ただ、呼吸を感じること。浅いときは浅いことに気づく。深いときは深いことに気づく。早いときは早いことに気づく。ゆっくりならゆっくりに気づく。これは「只管打坐」といわれる坐禅のあり方です。身体の働きに心はただ寄り添うことで、次第にコントロールしようとする心の働きは鎮まっていきます。
「身体ファースト」のプレーが、無心のスウィングへの第一歩
ティーグラウンドに立った時、ただ呼吸を感じてみる。早くても浅くてもOKです。風を身体で感じながらターゲット方向に目がむいていく。ただ構えてみる。すべて身体の動きに任せます。心の役割はただその働きを観察するだけです。常に身体が先で心の働きは後です。身体が主で、心は従ともいえます。
「身体ファースト」のプレーが、無心のスウィングへの第一歩です。やがて「自我」を離れ「無我」の状態に近づけたときに、「無心のスウィング」が現れてきます。もしあなたが「無心のスウィング」という言葉に心惹かれたとしたら、それは探究への道がはじまっているということ。私も、「無心のスウィング」の探求者の1人です。ゴルフ道には終わりがありません。これからもひとつひとつ紐解くことに挑戦していきます。
ジョセフ・ペアレント博士からのメッセージ
『禅ゴルフ』とペアレント博士について
『禅ゴルフ』は、アメリカをはじめイタリア、ドイツ、韓国、日本など7か国で出版されたこの世界的なベストセラーです。メンタルトレーニングについての本はこれまでにも出版されていますが、禅のアプローチとメンタルの強化を結びつけている点で新たな境地を切り開きました。
著者のジョセフ・ペアレント博士(1950年生まれ)は、仏教哲学と心理学の研究をしてきたアメリカの心理学者であり、スポーツ心理学と禅の英知の組み合わせにより30年以上のトレーニング実績を誇っています。
世界を代表するゴルファー、ビジェイ・シン選手は、極度の不振に陥っていたとき博士に出会い、トレーニングを受けることで、その当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったタイガー・ウッズを退けて世界ゴルフランキング1位の座をつかみました。
博士はPGAとLPGA(クリスティー・カー選手 2010年)の双方で世界ランキング1位の座に上り詰めた選手を育てた、現時点で唯一のメンタルコーチです。
「禅ゴルフ」の著者 ジョセフ・ペアレント博士との対談
ゴルフにおけるメンタルの大切さについてどう考えていますか?
ゴルフにおけるメンタルゲームの重要性について申し上げますと、ゴルフは90%がメンタルで、残りの10%もメンタルだと思います(笑)。マインド(心の状態)は常にスイングに影響していますし、あなたがやることはすべてマインドがコントロールしています。マインドは意識不明状態にならない限り、必ず何らかの形で作用しているのです。寝ている時に夢を見るようにいつもマインドは働いています。
マインドを味方につけるか、敵にまわすか、それは自分で選択できます。それなら、私はマインドを味方にしたいと思います。ゴルファーが悪いショットを打った時は、ほとんどの場合、スイングの問題というよりマインドの問題なのです。だからメンタルゲームはとても重要なのです。
なぜ禅とゴルフをつなげて考えているのですか?
若い頃からゴルフが大好きだったのですが、二十代の頃に仏教に出会って、マインドフル・アウェアネス(mindful awareness)を実践するようになりました。座禅もしました。そしてまさに私自身がマインドフル・アウェアネスを実践しているとゴルフが上達したので、マインドフル・アウェアネスが禅の教えの本質だと思ったのです。
ゴルフをしている時に、ショットの質は心の状態を反映していることに気がつきました。プレイ中により意識を今に集中させるようにすると、マインドフル・アウェアネスも深まっていくことが分かりました。マインドフル・アウェアネスによってゴルフも上達することに気が付いたのです。
マインドフル・アウェアネスとは・・・「今ここ」にいる自分に気づくこと。思考や感情や体の感覚、心の状態など今起きていることをありのまま認識すること。過去や未来に心をもっていかれるのではなく、人は今この瞬間にいることで人のパワーは最大となる。仏教の修行においては座禅や瞑想を行うことでマインドフル・アウェアネスを実践している。
マインドはゴルフにどんな影響を及ぼすのですか?
マインドフル・アウェアネスを実践するには、フォーカスを保ちながらリラックスし、常に今この瞬間に帰ってくるように意識することです。できるだけ「今、ここ」にいるということです。ゴルフでは、とにかく今ここで打つ、打つ瞬間に自分がいるということを確認するということが大事なのです。マインドが「今ここ」にないと、マインドは過去や未来をさまよい、ショットの瞬間に全てが注ぎ込めなくなるのです。たとえば「ミスショットはしたくない」と先のことを考えると、のびのびスウィングできなくなりますね。躊躇気味になってしまう。もしくは、手首でコントロールしようとしてしまう。そして結果的に悪いショットになってしまいます。
ビジェイ・シン選手はどんな変化を遂げたのでしょうか?
PGA選手の中でも本書のファンは多いと聞きます。特にビジェイ・シン選手は、2002年にあなたの指導を受けてから大きく脱皮したと伝えられています。事実、トレーニングをうけた3年間で9勝をあげ、世界1位の座も手に入れていますが、シン選手はプレーヤ―として人間としてどんな変化を遂げたのでしょうか?
シン選手は、もともとゴルファーとして優れた才能と努力を惜しまない素晴らしい人間的資質を持っていました。シン選手いわく「ラウンド中に起こるさまざまな感情に以前ほど影響されなくなり、ショットやモーションに対してマインドをコントロールできるようになった。また自分のゲームに対して悪い考えがよぎることが少なくなり、前向きに対応できるようになった。」
彼はもともとメンタルが強かったですし、私が提案したことでも、いいと思ったものは何でも取り入れようとしていました。強い精神力で努力を惜しまなかったので、指導をしていて難しいと感じたことはありませんでした。3年にわたる指導の中で、あらゆる場面で自信とゆとりを持ってプレイできるようになった点が変化だと思います。
アメリカのメンタルトレーニングの現状について教えてください。
今PGAでは、150人のトッププロゴルファーがおりますが、私は20人ぐらいのプロゴルファーに対してどこかの段階でメンタル・トレーニングをしたことがあります。今、アメリカの半数以上のプロゴルファーがどこかの段階でメンタル・ゴルフ・コーチを雇ったことがあると思います。
しかし20年前には、みんなメンタル・コーチングに対してネガティブなイメージを持っていたと思います。心理学者が必要なのは、精神的に問題があるからだというイメージだったのです。その後、12年ほど前にタイガー・ウッズ選手が現れた時、皆が彼の成功はメンタルの強さからきていると認識しました。彼が抜きんでているのは、メンタルが強いからだと皆思ったのですね。そこで皆、自分にもメンタル・コーチが必要だと思うようになりました。何か問題があるからではなく、もっと強くなるために、もっと向上するためにゴルフ・コーチが必要だと考えるようになりました。
たとえばですが、病気を治してもらうために医者にかかる、という考え方が普通だったのが、健康に問題はないけれども体づくりのためにトレーナーを雇う、という考え方も通用するようになってきました。人々の考え方が変わってきたのです。
アメリカのメンタルト・トレーンニング事情について申し上げますと、スポーツによっていろんなスポーツ心理学者がいます。彼らは、視覚化(visualization)、イメージング、ポジティブ・セルフトークを使ってトレーニングします。またビジネスの世界でも、マインドフル・アウェアネスに対する興味が高まってきています。
私が他のトレーナーと違うのは、仏教やマインドフル・アウェアネスなどの東洋の教えだけではなく、欧米の心理学、その両方を取り入れているところです。私はこれらの二つを組み合わせてゴルフとビジネスに生かしています。それがユニークなところです。マインドフルネスを経験しているインストラクターもいますし、心理学を学んだインストラクターもいると思いますが、私のように両方に通じている人はあまりいません。仏教的アプローチでマインドを理解している人もあまりいないでしょう。
日本のゴルファーにむけてメッセージをお願いします。
メンタルトレーニングはこれからもっと必要とされる世界だと思います。スポーツの世界では、道具や器材もよくなっているし、優秀なフィットネス・トレーナーのおかげで体もよくなってきているし、テクニックを教えることに長けているインストラクターも山ほどいます。技術的に優れたゴルファーやアスリートもたくさんいます。そのような状況で、勝者と敗者の差をつけるのが、メンタルゲームだからです。
ビジネスの世界でも、ストレスは増えている一方だと思います。いつもパソコンや携帯のメールに追われ、頭の中はいっぱいです。だから、心を穏やかにするためにもマインドフル・アウェアネスが必要とされるのです。気が散ることがあまりにも多いので、集中するためにもマインドフル・アウェアネスは必要なのです。
日本の方はconcentrate(集中)し過ぎる傾向があります。ボールを打とうしてボールを見過ぎたり、ピンを狙いすぎたり。そうではなくfocus(焦点)という感覚が大事です。ピンポイントを狙う時も、だいたいこの辺だという感覚で打ってください。多少ぶれてもいいと思ってください。パーフェクト主義にならないことです。パーフェクトにできない自分を責めないでください。パーフェクトな人はいませんから。
うまくプレイできるようになれば、ゴルフは楽しくなる…そんな風にお考えかと思いますが、それは間違っています。その真逆です。ゴルフをもっとエンジョイできれば、もっとうまくなるのです。ぜひエンジョイすることからはじめてみてください。
禅メンタルトレーニングが必要なとき 不調に気づく5つのヒント
どういう状況でメンタルトレーニングが必要なのか?メンタルトレーニングというと、さらにいい結果を求めてパフォーマンスを向上するために受けるというイメージがあるかもわれません。
確かにさらに集中力を上げたい、どんなときでも安定したプレーをしたい、もっといいパフォーマンスを出したいという動機でトレーニングをはじめるアスリートも多いです。しかし、これらは「欲」です。欲からはじまったトレーニングは、求めるような結果がすぐに出ないと止めてしまいます。もっともっと上を目指したいというときには、目に見える成果が出やすい技術の練習やトレーニングを求める傾向が強いのです。
実は選手達がメンタルトレーニングを本当に必要とするときというのは、思うようなプレーが出来ないときなのです。一例をあげると、以下のような感じでしょうか。
プレーする前から不安で仕方がない
試合前から不安な気持ちでいっぱいになるのは、スランプに陥ったスポーツ選手にはよくある悩みです。あるプロゴルファーは、アドレスする前からたびたび嫌な気持ちが湧いてくるのです。ボールを打つのが怖く、失敗するイメージしか湧いてこない。そして実際にプレーしたらそうなってしまった。どんなにスウィングを修正しても、嫌なイメージは消えず、逆に不安が強くなっていく。こうなってくると、どうスコアをまとめるかで精一杯な守りのプレーになっていきます。
以前は出来ていたことが、出来なくなった
ある男子プロゴルファーは、さらに飛距離を伸ばすためにフォームの改造に取り組みました。一時的に距離は伸びたのですが、だんだん動きがバラバラになっていったのです。若いときは、イメージしたらその通りに身体が動いていましたが、気がつけば、肩の力みが抜けなくなっていました。元のフォームに戻そうとしましたが、何をやっても元には戻りませんでした。練習不足と考えてさらに追い込んだ結果、腰を壊してしまいました。
突然体が動かなくなる
なぜか試合中、突然体が動かなくなるというのはアスリート共通の悩みです。練習では何も問題がなく動くのに、試合中ここぞという場面になると、突然緊張が襲ってくるのです。ある若手の女子プロゴルファーは、あともう少しで勝利というとき、信じられないようなミスをして勝ちを逃してしまいました。このことがきっかけになって、あと一歩で勝てるという場面になると、ミスを連発するようになったのです。勝利が脳裏によぎると、ミスが怖くなって足が動かなくなるのです。ミスをしないようにという意識は、身体を動かなくします。
人が気になって頭が真っ白になる
人に見られていると、緊張するというアスリートは多いです。この緊張感を力に変えられているときは、充実したプレーが出来ています。しかし、調子が落ちてくると、人の目はプレッシャーになっていきます。あるベテランの女子プロゴルファーは、ファンの声援が重圧になっていました。自分の打順を待っていると、ファンの期待に応えなくてはいけない、格好悪いプレーをみせなくないという声が大きくなってくるのです。頭が真っ白になり、普段のプレーが出来なくなるのです。特に日本人は「恥」という意識が強い。恥をかきたくないという思いは、イップスに繋がっていきます。
イップスになった
アスリートはもっと上手くなるために、「ダメなところ」を必死で直そうとします。確かに上達のためには、「直す」ことは大事です。しかし、直すことばかりを意識していると、それは失敗を恐れるプレーになっていきます。正解を求めて正しいプレーをしようとすると、それは間違いのプレーをしたくないという心を強化します。正しいと間違いをジャッジする思考は身体の自由な動きを阻害します。その結果プレーする前から失敗することに対する恐れで心がいっぱいになり、身体の動きはぎこちなくなります。それがイップスの初期症状です。
あるプロゴルファーは、1.5メートル程度のパッティングを外すことが課題でした。ストロークを直すためにさまざまなコーチから指導を受けましたが、少しずつ手が動きづらくなっていきました。そして、いつしか1.5メートルの距離になると手が動かなくなっていたのです。選手の表情を借りると、「1.5メートル以内のパッティングになると手が凍り付く」のです。イップスになる理由は一つではありません。さまざまな理由が複雑に絡み合っています。イップスに陥る選手に共通しているのは、「自己否定」です。なので、いきなりイップスを直そうとすること自体がさらに自己否定を増幅し、症状を悪化させるので注意が必要です。
原点に戻るメンタルトレーニング
スランプや怪我をはじめ苦しい状況に陥る理由は、練習を怠けていたからではありません。むしろ、もっと上手くなろうと真面目に懸命に練習していたときほど不調は起こりやすいのです。
ただ難しいのは、自分の状態を正直に受け入れることです。もっと良い結果を出したいという欲でプレーしているときは、自分の不調を受け入れられないのです。下手な自分が許せないのです。
調子が悪いとき、よく選手は「今がドン底だ」と言います。しかし、こう言えているときは、まだ「底」ではありません。あなたが思っているドン底の底はまだ抜けます。本当のドン底というのは、力尽きて、もう何も打つ手がないときです。
自分のゴルフが分からなくなったとき、実はメンタルトレーニングは効果を発揮します。
なぜなら、あなたが原点に戻れるときだからです。打つ手がなくなったとき、もうあなたは自分をごまかす必要はありません。下手な自分を隠す必要もありません。嘘をつく必要もありません。恥も外聞もありません。自分の本当の課題に向き合える準備が整ったのです。
原点に戻るためには、禅メンタルトレーニングはとても役に立ちます。下手な自分からスタートすればいいのです。格好悪くていいのです。しかし、面白いことにそうした弱さを受け入れられたとき、あなたは自分の本当の輝きに出会うことが出来るのです。
困難があなたを強くしてくれることに気づくでしょう。メンタルトレーニングとは心の土台作りなのです。
ゴルフダイジェスト掲載情報
- マインドフルネスゴルフとは 2024年8月11日
- 「平常心」のメンタルトレーニング 2024年4月5日
- 言葉の効力 無心・安心のメンタルトレーニング 2023年12月23日
- 開き直りのススメ 2023年9月2日
- ゴルフダイジェスト特集「心と身体、整え直す ヒモトレ×メントレやってみよう」のお知らせ 2022年9月20日
- なぜゴルフで100が切れないのか 我流の自由と我流を超えた自由 2021年7月9日
- ゴルフのメンタルトレーニング 構えたらサッと打つ 2021年5月21日
- ゴルフのメンタルトレーニングって?【週刊ゴルフダイジェスト誌】 2021年3月16日
- ゴルフのメンタルトレーニング ラウンドでの気づきのレッスン 2021年3月1日
- 今この瞬間にアンカーする 呼吸に親しむスポーツのメンタルトレーニング 2020年11月6日
- 【禅とメンタルトレーニング】藤田一照さんとスポーツを熱く語る 2020年10月28日
- 無心のゴルフ 無心とゾーンのメンタルトレーニング 2020年10月1日
- スポーツで力を発揮できる声かけと混乱を招く声かけ 2020年8月23日
- ゴルフのメンタルトレーニングと禅 自我のプレーから無我のプレーへ 2020年8月2日
- ゴルフのメンタルトレーニングと禅 当たり前の罠 2020年7月24日
- ゴルフのメンタルトレーニングと禅 クラブの個性を知る 「使う」「使われる」では本当の力は出ない 2020年7月17日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 上手くなろうとしないのがメンタルトレーニング 2020年7月11日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 イップスは「恥」から生まれる 2020年7月6日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 イップスになりやすい選手 イップスになりにくい選手 2020年6月26日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 考えすぎてしまうと小手先のプレーになる 言葉になる前に打ちましょう 2020年6月22日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 距離感の作り方 2020年6月12日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 心技体の調和が生まれると距離は近くなる 2020年6月8日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 無意識の力みにどう対応するか 2020年5月29日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 「みずから」と「おのずから」 2020年5月22日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 無心のスウィング 言葉を手放す訓練をしていきましょう 2020年5月16日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 心を磨く本 2020年5月15日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 自問自答力をつけましょう 2020年5月1日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 気合いが入ると身体が力む 2020年4月24日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 静かな心とは 頑張る集中から自然な集中へ 2020年4月17日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 ゆったりとスウィングするために 2020年4月10日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 練習するほど下手になるという罠を避けるために 2020年4月4日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 固い心が固いプレーを生む 2020年3月26日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 ショットを完了させる 2020年3月21日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 靴をどう脱ぐか? 2020年3月13日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 子供のやる気と可能性を引き出すには 2020年3月8日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 点を線にする 2020年2月29日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 小欲知足のプレーをしましょう 2020年2月21日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 しぶといプレーをするために 2020年2月16日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 フィニッシュはご縁のゾーン 2020年2月6日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 休むことの大事さ 2020年2月1日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 焦りを感じたとき心を静めるために 2020年1月25日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 心をフラットにする3点のプレー 2020年1月20日
- スポーツのメンタルトレーニング 真面目の壁 2020年1月11日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 グルーヴしましょう 2019年12月26日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 自律神経のバランスをとりましょう 2019年12月23日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 「とき」を感じる 2019年12月13日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 得意というのは危険な罠 2019年12月6日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 逃げたいときには動かない まずは止まってエネルギーをためる 2019年11月30日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 体が動かない時には、まず止めましょう 2019年11月23日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 ぼーっとしましょう 2019年11月19日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 一点の集中から全体へ 2019年11月7日
- スポーツのメンタルトレーニングと禅 感性は後からやってくる 2019年11月3日
- スポーツメンタルトレーニングと禅 心のスケールを大きくする 2019年10月25日
- スポーツメンタルトレーニングと禅 行き詰まったときには 2019年10月19日
- スポーツメンタルトレーニングと禅 マネジメント力を高めよう 2019年10月11日
- スポーツのメンタルトレーニング 心のエネルギーを溜めましょう 2019年10月4日
- スポーツのメンタルトレーニング 運がよいと思えるプレーを目指しましょう 2019年9月30日
- スポーツのメンタルトレーニング 一点に偏らない 感覚を広げよう 2019年9月24日
- スポーツのメンタルトレーニング 答えは慌てて出さない 2019年9月13日
- メンタルトレーニングと禅 力強いスウィングと力弱いスウィング 2019年9月6日
- メンタルトレーニングと禅 守る心と攻める心 2019年9月1日
- メンタルトレーニングと禅 ゴルフの神様 2019年8月22日
- メンタルトレーニングと禅 なぜプレーが雑になるのか 丁寧とは? 2019年8月15日
- メンタルトレーニングと禅 「見えること」「見えないこと」の両方を大事にする 2019年8月4日
- メンタルトレーニングと禅 目を閉じましょう 2019年7月25日
- メンタルトレーニングと禅 「解」は無限にある 2019年7月19日
- メンタルトレーニングと禅 エネルギーを溜めないと力は出ない 2019年7月16日
- メンタルトレーニングと禅 エネルギーの浪費をおさえましょう 2019年7月4日
- メンタルトレーニングと禅 やる気とエネルギーはつながっている 2019年6月27日
- メンタルトレーニングと禅 結果が出ない日にやること 2019年6月21日
- メンタルトレーニングと禅 タメを作るシンコペーション 2019年6月14日
- メンタルトレーニングと禅 心の動きは目に出る 2019年6月7日
- メンタルトレーニングと禅 チョコレート瞑想のススメ 2019年5月31日
- メンタルトレーニングと禅 プレーにメリハリをつける 2019年5月27日
- メンタルトレーニングと禅 勝負勘を磨く 2019年5月20日
- メンタルトレーニングと禅 勝ちパターンと負けパターンを知る 2019年5月12日
- メンタルトレーニングと禅 忘れていることはないですか? 2019年4月26日
- メンタルトレーニングと禅 いいフィーリングを作るには 2019年4月20日
- メンタルトレーニングと禅 2つの許可 2019年4月11日
- メンタルトレーニングと禅 思考プレーから直感プレーへ 2019年4月8日
- メンタルトレーニングと禅 ドン底から這い上がるには 2019年3月30日
- メンタルトレーニングと禅 心が偏ったら背中を意識しましょう 2019年3月22日
- メンタルトレーニングと禅 とことん力んでみる 2019年3月16日
- メンタルトレーニングと禅 腹をくくる力 2019年3月8日
- メンタルトレーニングと禅 ゼロスウィングのススメ 2019年3月6日
- メンタルトレーニングと禅 心の源泉 2019年2月28日
- メンタルトレーニングと禅 「3S」の心その3 しぶとい心 2019年2月21日
- メンタルトレーニングと禅 「3S」の心その2 したたかな心 2019年2月14日
- メンタルトレーニングと禅 大坂なおみのメンタリティ 2019年2月8日
- メンタルトレーニングと禅 「3S」の心その1 しなやかな心 2019年1月31日
- メンタルトレーニングと禅 向き合わなくていい 2019年1月27日
- 禅とメンタルトレーニング ゴルフを一回ぶっ壊そう 2019年1月20日
- メンタルトレーニングと禅 欲や怖さに打たされていませんか? 2019年1月11日
- メンタルトレーニングと禅 過剰反応と「待つ力」 2019年1月3日
- メンタルトレーニングと禅 焦ったときには動作を言葉に出しましょう 2018年12月23日
- メンタルトレーニングと禅 緊張に慣れましょう 2018年12月14日
- メンタルトレーニングと禅 上達は己を知ることからはじまる 2018年12月9日
- メンタルトレーニングと禅 クラブを信じる力 2018年12月7日
- メンタルトレーニングと禅 足の裏で地球と繋がる 2018年12月1日
- メンタルトレーニングと禅 安心感を作るルーティーン 2018年11月23日
- メンタルトレーニングと禅 立ち坐禅をしよう 2018年11月17日
- メンタルトレーニングと禅 加えるより「削る」練習 2018年11月11日
- メンタルトレーニングと禅 悩んだら真逆を練習しましょう 2018年10月31日
- メンタルトレーニングと禅 見えていないものを意識する 2018年10月26日
- メンタルトレーニングと禅 力みが抜ける無重力メソッド 2018年10月21日
- メンタルトレーニングと禅 タイガーと本来無一物の心 2018年10月12日
- メンタルトレーニングと禅 物足りなさに耐える心 2018年10月4日
- メンタルトレーニングと禅 身体なりのスウィング 2018年9月28日
- メンタルトレーニングと禅 ゴルフのPDCA 2018年9月21日
- メンタルトレーニングと禅 振り抜かない意識を持ちましょう 2018年9月13日
- メンタルトレーニングと禅 半分の心 2018年9月6日
- メンタルトレーニングと禅「身体ファーストのゴルフ」 2018年8月29日
- メンタルトレーニングと禅「侘び寂び」のゴルフ 2018年8月23日
- メンタルトレーニングと禅「軸となるクラブを決める」 2018年8月16日
- メンタルトレーニングと禅「プカーの構え」 2018年8月9日
- メンタルトレーニングと禅「こんな感じ」というイメージを作りましょう 2018年7月29日
- メンタルトレーニングと禅「悩んだら言葉を減らす」 2018年7月19日
- メンタルトレーニングと禅「一分間素振りをしよう」 2018年7月12日
- メンタルトレーニングと禅「心の力み」 2018年7月6日
- メンタルトレーニングと禅「トイレ坐禅のススメ」 2018年6月28日
- メンタルトレーニングと禅「なぜ、坐禅なのか?」 2018年6月21日
- メンタルトレーニングと禅「テンションとモチベーション」 2018年6月14日
- メンタルトレーニングと禅「行き詰まったら整理しましょう」 2018年6月8日
- メンタルトレーニングと禅「他人との勝負 自分との勝負」 2018年5月31日
- メンタルトレーニングと禅「自分を信じる心幹力」 2018年5月25日
- メンタルトレーニングと禅「口癖を変えるとプレーが変わる」 2018年5月18日
- メンタルトレーニングと禅「身体の声を聴く」 2018年5月10日
- メンタルトレーニングと禅「緊張をほぐすボディスキャン」 2018年4月28日
- メンタルトレーニングと禅「地球に支えてもらう」 2018年4月13日
- メンタルトレーニングと禅 遅すぎる心は迷いを生む 2018年4月6日
- メンタルトレーニングと禅 自分らしい心の速度を知る 2018年3月31日
- メンタルトレーニングと禅 心スイングをしよう 2018年3月22日
- メンタルトレーニングと禅 ほんの少しの始動から始めましょう!! 2018年3月14日
- メンタルトレーニングと禅 金メダルを超えるもの 2018年3月8日
- メンタルトレーニングと禅 日々ゼロに戻す 瞬間にゼロに戻す 2018年3月1日
- ゴルフと禅 間の時間にクラブを持たない シンプルにプレーするために 2018年2月23日
- ゴルフと禅 心をゼロにするルーティン 2018年2月19日
- ゴルフと禅 心のアクセルとブレーキ 2018年2月7日
- ゴルフと禅 距離感を磨く朝の練習 2018年2月1日
- 今週のゴルフダイジェスト「パターに委ねる」 2018年1月25日
- ゴルフと禅 自分の距離感を知る 2018年1月18日
- ゴルフと禅 大きく飛躍するために力を蓄える 2018年1月15日
- ゴルフと禅 原点を知る 2017年12月30日
- ゴルフと禅 心が乱れたときの魔法の質問 2017年12月22日
- 禅とメンタルトレーニング 「ただ」の心 2017年12月14日
- ゴルフと禅 7割の心 2017年12月8日
- ゴルフと禅 余韻を感じるトレーニング 2017年11月30日
- ゴルフと禅 嫌なイメージを変える方法 2017年11月23日
- ゴルフと禅 半眼の心 2017年11月16日
- ゴルフと禅 ブルース・リーの教え 2017年11月9日
- ゴルフと禅 本番に強くなるメンタルトレーニング 2017年11月4日
- ゴルフと禅 感じる心を養う0.5秒 2017年11月2日
- ゴルフと禅 一呼吸置く大事さ 2017年10月26日
- ゴルフと禅 四つの茶碗 2017年10月19日
- ゴルフと禅 同伴者を気遣う心が自分を落ち着かせる 2017年10月13日
- ゴルフと禅 二念を継がない「数息観」 2017年10月5日
- ゴルフと禅 信じ抜く力を育てる 2017年9月29日
- ゴルフと禅 「Doing」と「Being」 2017年9月24日
- ゴルフと禅 一つ一つの心 2017年9月14日
- 禅×メンタルトレーニング 武士道と侍ジャパン 2017年9月7日
- ゴルフと禅 3次元のイメージを作る 2017年9月6日
- ゴルフと禅 残心を作る 2017年8月30日
- ゴルフと禅 しなやかな心を作る 2017年8月22日
- ゴルフと禅 円相の心 2017年8月3日
- ゴルフと禅 いい流れをいかに呼び込むか 2017年7月29日
- ゴルフと禅 欲を捨てる心と姿勢 2017年7月28日
- ゴルフと禅 打たないで打つ 一撃の心 2017年7月20日
- ゴルフと禅 心を込める 2017年7月6日
- 禅とゴルフ 温顔の心 2017年6月30日
- 禅とゴルフ 無常の真理 2017年6月29日
- 禅とゴルフ 自分を伸ばす記憶術 2017年6月21日
- 禅とゴルフ 煩悩思考と求道思考 2017年6月14日
- 禅とゴルフ 不器用の利 2017年6月8日
- 禅とゴルフ 大きな自信と小さな自信 2017年6月1日
- 禅とゴルフ コントロールとアンコントロール 2017年5月25日
- 禅とゴルフ ミスからいかに心を立て直すか 2017年5月17日
- ゴルフと禅 裏目標を設定しよう 2017年5月12日
- ゴルフと禅 あるがままに受け止める心 2017年4月28日
- ゴルフと禅 上手くなる練習と強くなる練習 2017年4月23日
- ゴルフと禅 楽観力と不安力 2017年4月13日
- ゴルフと禅 坐禅のすすめ 2017年4月6日
- ゴルフと禅 スムーズにスイングするには 2017年3月30日
- ゴルフと禅 マインドフルネスのすすめ 2017年3月23日
- ゴルフと禅 右脳の磨き方 2017年3月15日
- ゴルフと禅 右脳と左脳を使い分ける 2017年3月10日
- ゴルフと禅 プレーがぶれてしまう方へ 2017年3月2日
- ゴルフと禅 心の成長のメモをとる 2017年2月23日
- ゴルフと禅 断捨離ゴルフ 2017年2月15日
- ゴルフと禅「黄金の像」と「泥の像」 2017年2月9日
- ゴルフと禅 楽しむことから始めよう 2017年2月2日
- ゴルフダイジェストで連載スタートしました 2017年1月25日
- ゴルフダイジェスト誌に特集が掲載されました 2016年12月9日
- ゴルフダイジェストに記事が掲載されました 2016年10月27日
- ゴルフダイジェスト誌に記事が掲載されました 2016年5月19日
- 【メディア掲載情報】ゴルフダイジェストに掲載されました 2015年9月2日
ゴルフやスポーツのメンタルトレーニングに関する記事
禅×メンタルトレーニングに関する記事ゴルフのメンタルトレーニングに関する記事