きょうは一日セミナーデーでした。

そのうちの一本は、仏教の「業」についてお話をさせていただきました。
皆さん、「業」という言葉には、「業が深い」「業を背負っている」というような悪いイメージを持たれているようです。実は「業」とは私たちの心を駆り立てる力であり、内側から湧いてくる力のことを指します。

怒り、悲しみのような心のあり方を「意業」、またどのような言葉を使うのかという「口業」、身体の行いを「身業」といいます。業とはこの3業から成り立っています。ということは、生きる上でのすべての行いを指しているのが「業」であり、実は「いい・悪い」ではない、フラットな意味なのです。

ただ、この業は家族に大きな影響を与えています。私たちは無意識に親の業を受け継いでいて、家族関係がギクシャクする大きな要因になっています。

感想をお伺いすると、業を理解することが、家族関係を紐解くヒントになったようでした。今回はアメリカでプロのセラピストとして活動されている方もご参加くださいましたが、多くのコンセプトが言葉は違っても、心理学と共通のものだったとのことで、アプローチの幅が広がったと話されていたのが印象的でした。

夜は、初挑戦となるPOT料理。日本でいう「鍋料理」です。ロサンゼルスでは、POTの店が多いそうです。

恐らく台湾系だと思われる感じでしたが、魚と野菜の出汁が出ていて、おいしかったです。店名はROCK POT。確かにお茶がウーロンもジャスミンももちろん緑茶もなく、タンポポ茶だけだったのがロックでした。