プロゴルファーとの合宿2日目。きょうはラウンドをしながらのメンタルトレーニングでした。
「今この瞬間」の大事さは分かっていても、今この瞬間をどう感じるかは、なかなか難しい。
今というのは「とき」。
選手に「とき」を感じられるものを探してもらいました。
歩いているときの足の音。
飛行機の音。
鳥の鳴き声。
雲。
歩いている人の姿。
私と話している会話。
以前は、今この瞬間に心を合わせてもらうために、風の音を聞いてもらったり、周りの景色に意識を向けてもらっていました。マインドフルネスをラウンドでやってもらっていたのです。
しかし、「とき」を感じるセンサーは人によってさまざまです。
何かこちらが指定したものにフォーカスしてもらうよりも、自分が心惹かれる「とき」に気づいてもらう方が、より自然ではないか。
実際に、人によって違う「とき」の感覚を持っていることが分かってきました。
ちなみに私の感じた「とき」は、飛行機の音や鳥の鳴き声などは一緒でしたが、まったく違うものもありました。
「紅葉」と選手に言ったら、「それは動いていないでしょ。」と突っ込まれました(笑)
季節というスパンの長い「とき」でもOK。「とき」を感じられるものは何でもいいのです。
「とき」とともにプレーしていると、「とき」がないプレーとは、あきらかに「間(ま)」が変わってきます。
「今」には、まだまだいろいろなアプローチがあるのだと思います。選手と大胆に挑戦していくのが楽しみです。