渋野日向子選手の全英オープン女子ゴルフでの快挙。ゴルフファンだけでなく国民的な人気者になっているのが嬉しいですね。お互いの実家も近く、なんと、練習していたゴルフ練習場が一緒だったのも判明。

これも何かのご縁(笑)と思い、ゴルフダイジェストのコラムの記事を書き始めました。

渋野選手の何がすごいのか。ドライバーの飛距離やパッティングのうまさという技術面。ソフトボールで鍛えたフィジカルの強さ。メンタル面でも笑顔、攻める心、土壇場での楽天的な心など、書けばキリがないほどポイントがありますね。

また、試合中に食べていた駄菓子「タラタラしてんじゃね〜よ」も注目されているみたいですし、どんな切り口がいいのだろう。

でも、今回の勝利の要因や才能を論じるのは何か違う気がします。彼女のプレーを見ていて、素直に感じたこと。

あの場には「ゴルフの神様」がいた。

渋野選手の笑顔に、ゴルフの神様が微笑んだ。

その瞬間、無心のプレーが生まれました。

今回のプレーに驚いていたのは、渋野選手自身だったのではないでしょうか。

試合の中で、彼女の持っている潜在的な力が引き出されていったように感じます。

1プレーごとに新たな自分の扉が開かれる。

未知の自分に出会っているとき、人は無心になれます。

ゴルフの神様は、かずかずの試練を与えます。

そしてゴルフの神様が微笑むとき、ゴルフはシンプルになります。

イメージ通りに打てる。打てば入る。

これまでのメジャーでは見られなかった

シンプルに楽しくプレーする日本人の姿がそこにありました。

日本のゴルフは、新たな時代に突入したのでしょうか。

読んでいて、渋野選手の笑顔が浮かんでくるような内容になればいいな。

渋野選手に関してもコラムは週刊ゴルフダイジェスト8月19日発売号に掲載予定です。