仕事でもスポーツでも「ぼーっとする」ことがなかなか難しい人がいます。

いつも何かを考えたり、忙しく動いたりするのが当たり前になっているのです。

ぼーっとするというのは、心のスペース。

スペースが狭いと、いざという場面や緊張した状況になると、「張り詰めた心」になっています。張り詰めた心だと、失敗を恐れて守りすぎたり、何か予想外のことがおきたりすると、まさに緊張の糸が切れてしまい立て直すことが難しくなります。

では、「ぼーっとする」という状態をいかに作るか。

忙しく考えていると、物事の捉え方が「近く」なりがち。それは、身体にも現れます。

近くのものしか見えていない。近くの音しか聞こえない。

これは、近すぎる集中といえます。

普段から、いかに、遠くの音や景色を感じられるか。

これは、「ぼーっとした集中」といえます。

身体で遠近を感じられると、心の中にも「遠近」が生まれてきます。これが心のスペースであり、余裕になります。

週刊ゴルフダイジェスト第45号、メンタルトレーニングのコラム「禅の境地へ」第136回のテーマは「遠くの音を聴く」です。

ご興味のある方は、ぜひ読んで見てくださいね。