人は緊張したり、不安になると、逃げたくなります。これは人間との自然な本能といえます。
スポーツにおいて緊張した場面では、身体が思うように動かなくなります。それを無理に動かそうとすると、普段とはまったく違うぎこちない動きになってしまう。
この動きは、逃げる動きといえます。ゴルフや野球でいえば、無理に動かすほど、腰が引けたり、上半身と下半身の動きがバラバラになってしまいます。逃げる状態で動かそうとするほど、本来の動きから「ズレて」いくのです。
では、身体が動かないときどうすれば良いのか。
それは、「止まる」ことからはじめるのです。
身体を逃がすのではなく、しっかりと止めてみる。しっかりと止まることで、動くポイントが分かってくる。止まる→動くという流れが、いわゆる「キレ」になっていきます。
動きでエネルギーを逃がすのではなく、まずは止まってエネルギーを溜めること。それが、自然に動くための、大事なステップになります。
週刊ゴルフダイジェスト第46号、メンタルトレーニングのコラム「禅の境地へ」第138回のテーマは「緊張したら止まる」です。
ご興味のある方は、ぜひ読んで見てくださいね。