代表の赤野です。
さて、今週から週刊ゴルフダイジェストで連載をさせていただくことになりました。
コーナーのタイトルは「禅の境地へ 滴り積もりて」です。
これまで東洋の禅の哲学と西洋の心理学や脳科学を融合させた禅×メンタルトレーニング理論を開発し、プロゴルファーやプロ野球選手、プロテニスプレーヤーなど、自分の限界を突破することをのぞむ選手の皆さんとトレーニングを行ってきました。
連載では、10,000時間を超える実践と経験を通して得られた禅メンタルトレーニングのメソッドを紹介していきます。
禅は本当に奥深く、私自身などまだまだ禅の修行者としては甚だ未熟です。今回の連載では、禅修行での失敗や気づきなど、ゴルフをはじめたときのビギナーの自分のように、等身大の視点から禅にまつわるさまざまな経験もお伝えしていきたいと思っています。
第一回のテーマは「心の成長を楽しむゴルフ道」です。
私たちはよくメンタルが強い、弱いという表現を使いますが、実はメンタルに強い、弱いはないのです。どんな一流の選手でも、勝利がかかった1メートルのパットは緊張します。緊張や不安が悪いのではないのです。大切なことは、もっと具体的に自分の特徴と改善点を知ることです。
どういう場面で緊張するのか?
緊張するとどんな現象が体や心に起きるのか?
逆にどういう場面では、緊張してもうまくいくのか?
どうすれば、緊張してもうまく体が動かせるのか?
メンタルトレーニングはまさにトレーニングです。だから、体や技術と同じように、鍛錬することで少しずつ会得できます。これはまさに武道や茶道のように道を究めていくことではないでしょうか。
私はそれを「ゴルフ道」と呼んでいます。連載を通して読者の皆さんと一緒にゴルフ道を究めていければと考えています。
ゴルフだけではなく、他のスポーツや仕事にも使える内容だと思いますので、もしご興味のある方は、ぜひ書店やコンビニで手に取ってみてください。