この記事は『アメリカ挑戦日記78 夢への扉その1 新たなステージへの扉』の続きです。

前回から「夢への扉が開く」というテーマについて、
お伝えしています。

私自身、今まさに新たなステージに挑もうとしている最中です。

読者の皆さんの中にも、今まさに大きな挑戦に挑もうとしている、
あるいは挑んでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、なかなか新たなステージの扉が開かない。
そうなると、本当にこの道でよかったのか、
焦りや不安で一杯になることもあるかもしれません。

「扉の鍵」は、どうしたら手に入るのでしょうか?

私は、この「扉の鍵」は、人に勝てば手に入るというものではない
と考えています。

なぜなら、この扉は、自分の力で「こじ開ける」のではなく、
「開く」ものだからです。

様々なクライアントさんとのセッションを通して、
扉が開くために大事なことが2つあることが分かりました。

まず一つ目は、今この瞬間に心を合わせることです。
過去を捨てることを躊躇せず、
未来の結果を考えない。

ただ、今この瞬間の心が何を求めているのか?
今この瞬間エネルギーは上がるのか、下がるのか?
自分の心に聴くのです。

ちなみに私の場合は、アメリカへの挑戦を決めたときが
扉が開いた瞬間でした。

その時、私はもっと日本で頑張ることも選べました。

さらに多くの人をサポートしたい
日本人を世界で勝たせたい
コーチを育成したい
もっと有名になりたい
本を出したい
お金ももっと欲しい
ポルシェにのりたい(笑)
もてたい

そうした思いや欲もありました。

一方で、アメリカで挑戦したいと
心の声が言っていました。

禅と心理学を融合した「和 = ハーモニー」のメソッドを世界に広めたい。
そして、世界の和に少しでも貢献したい。

しかし、こちらの選択の方がまったく現実的ではありません。
英語も上手く話せないし、知り合いもまったくいない。
お金も必要だし、日本での仕事も減らさなければならない。

考えれば考えるほど、勝算はあまりないように思えましたが、
まずは、過去の成功体験を捨てました。

日本での仕事をかなり減らし、
アメリカに向けての準備を増やしました。
目先の結果や欲を捨てました。

仕事を大幅に減らした結果、当然売り上げも減り、
ポルシェも諦めました(笑)

しかし、こうしてシンプルにしていく中で、
時間と心のスペースができました。

そして気がつけば、アメリカに挑戦している自分がいました。

今思えば、これがアメリカへのステージへの鍵だったように
思っています。

もちろん、アメリカ挑戦では苦労もありますが、
様々なご縁をいただき、何とか一歩一歩進めています。

何より3か月に一度のアメリカ訪問に
心がワクワクしているのです。

そして、不思議なことも起きています。
アメリカではまだ大きな成果は得られていませんが、
日本で変化が起き始めたのです。

夢への扉が開きました。
ゴルフダイジェスト誌での連載もその一つです。

その時感じたのは、
扉は、押して開けるのではなく、開くのだということ。

一時的には別の道を選んだようでも、
進むべき道を信じて進むことで、
ずっと叶えたいと思っていた扉が
別の方向から開くのです。

夢や使命とは、本当に不思議なものだと思います。

次回へ続く…
次回のテーマは「夢への扉が開くもう一つの鍵とは」です。