…前回の続き(前回のテーマは「今この瞬間に夢への扉が開く」)。
「夢への扉はどうすれば開くのか」というテーマについて、
3回にわたってお伝えしています。
扉は「こじ開ける」ものではなく、「開く」ものだということ。
前回は、「今この瞬間に扉が開く」という視点でお伝えしました。
まずは過去の成功体験を捨て、未来の結果や欲を捨てていく。
すると心は徐々にシンプルになり、
今この瞬間に心が解き放たれると、夢への扉が開く
という考え方をご紹介しました。
「夢への扉」最終回の今回は、夢への扉が開くための、
もう一つの大事な鍵をお伝えします。
それは、その時、出会う一期一会の仲間です。
この世では、様々な人の道が交わっています。
そして、ある時、必要な人と出会うのです。
こうした出会いとは、ご縁。
どんな人と出会い、どんなご縁を作っていくかを
禅の言葉では「因」と言います。
因は「因果」となります。
因が結果をもたらすのです。
自分が過去のこだわりを捨てて、
今この瞬間に生きていると、不思議なことに
必要な縁がやってきます。
私の場合は、アメリカに挑戦していることで
応援してくださる方が出てきました。
そして、いただいた縁から
どういう因を作り出していくか。
大事なことは、応援してくれている彼らも
自分の道を生きているということ。
それぞれの夢や使命を叶えるために
道を歩いているのです。
縁を素晴らしい因に変えていくポイントは
「対話=Dialogue」です。
こうした仲間との豊かな対話は、素晴らしい答えをくれます。
これは1人の自問自答では出ない、3次元の答えです。
いよいよアメリカ人に向けたアプローチという
アメリカ挑戦の第2ステージに進む
という決断が今回、出来たのも、
彼らとの豊かな対話があったからです。
豊かな対話は、過去の自慢話や成功経験、
目先の損得を計算するものではありません。
今この瞬間の心を通わせることです。
過去にも未来にとらわれない時、
「気づき」という素晴らしい答えが
場に下りてくるのです。
アメリカ挑戦は、セミナーに人が集まらなかったり、
もう一歩のところで上手くいかなかったり、
現実にはなかなか苦しいことが多いです。
このまま終わってしまうのではないかと何度思ったことか。
次への答えがないとき、
輝いてた夢への思いが急速にしぼみ、
自信もなくします。
次への扉が見えず、きっかけもなく、もがいている状態。
こういう時こそ、仲間との豊かな対話です。
1人で考えてもまったく答えがない時に、
何度も対話で「気づき」が生まれました。
「気づき」は、勇気と希望を再びもたらしてくれるのです。
出会いとはひと時です。
だから、その瞬間をいかに大事にできるか。
『銀河鉄道999』を皆さんご存知でしょうか。
哲郎とメーテルのように、
どこかで出会い、そして目的を果たしたら、
別れがくるのです。
お互いにまた旅に出るのですから。
ひと時の一期一会の出会いを共に大切にできるか。
こうして、私のアメリカでの旅も
第2章を迎えることになりそうです。
この道がどこにつながっているのか、
また旅の顛末がどうなっていくのか、
まったくわかりません。
ただ、今この瞬間、素晴らしい仲間と
豊かな対話を重ねながら、
一歩一歩、進んでいきたいと思います。