おかげさまでアメリカでのすべての日程を無事終えることができました。
帰国の準備をしていて、今回ほど別れの寂しさを感じたことはありませんでした。
昨日は日本人向けのゼロの対話の会でしたが、ゼロの対話は「関係を作る対話」であり、「関係をぶち壊す対話」なのだと気づきました。
対話を重ねる中で、やっとわかり合える関係性が出来ても、人はまたそこに「快適」という枠を作ります。
快適な関係性さえも枠になるのです。
そういうとき、私は言葉を見失います。本当の言葉が浮かばなくなります。
また、それをゼロに戻すには、大変な勇気が必要です。信頼という安心感が生まれていれば尚更です。
ただ信頼というのは幻です。そこにあるのは、ただあなたといい関係を作りたいと願っている自分がいるだけ。
願いを持った自分が裸になって飛び込んだ先に、また新たな関係が生まれる。
不安定の連続が結果的により深いつながりを生み出します。これは、もともと「ひとつ」というオリジナルな人間に戻っていく過程かもしれません。
おかげさまで、本当の言葉に出会えました。
そして、また旅ははじまります。