アメリカに行っていると、 日本に住んでいては見えない
日本人の特徴が見えてきます。
ロサンゼルスでのセミナーで、先日以下のような質問をしました。
「皆さんは自分のことが大好きですか?」
すると、この前のセミナーではなんと10人中9人が手を挙げられました。
参加者は自分でビジネスをしていたり、
ロサンゼルスの会社に勤めていたりと、
生活の中心がロサンゼルスにある日本人です。
これは、日本での同じセミナーでは、あり得ない数字です。
これまで日本で同じ質問をしたところ、
手を挙げたのは10人中1人か2人だったと記憶しています。
むしろ自分のことをあまり好きではないという人が多いですし、
もしたとえ、自分のことが大好きだとしても、
他の人に気を遣って手を挙げないかもしれません。
それが日本人独特の気質だと気づかされたのは、
アメリカに行き始めてからです。
自分が大好きだと言える、ロサンゼルスにいる日本人は、
日本にいる日本人とは少し違う性格や価値観を持った人たちが多いのです。
自分が大好きだからこそ、
夢だけをもって、アメリカに飛び込めたのだとも思います。
では、どういう生き方の人たちなのでしょうか?
まず、人にどう思われるかではなく、自分の生き方を貫いています。
逆に言えば自己主張が強く、人の話をあまり聞かないので、我儘に見えます。
そして我儘に見える彼らは、右脳が生き生きとしているので、
突き抜けた直感と行動力、個性を持っています。
また自分が大好きなので、楽しそうに見えます。
日本にいる日本人の一般的な傾向として、
人に合わせること、場を乱さないことをどこかで当然と思っているので、
人に合わせることを第一に考えない人を排除し、
攻撃したくなってしまうことがあります。
そのような日本という枠に耐えられず、アメリカに移った方もいるようです。
もちろん、日本に住んでいる日本人にはその良さも個性もあります。
しかし、もう少し、違う感性を持った人たちを理解し育てる環境があれば、
もっと日本という国に多様性が生まれ、
活力の源になってくれるのではないかと思います。
とことんはみ出してしまえば、それはそれで認められると思いますが、
やはり現状は、出る杭は打たれてしまうのです。
そしていま、日本からアメリカに挑戦する学生もビジネスマンも減っているそうです。
韓国、中国や東南アジアの国々から挑戦する人たちは増えているのに
日本だけ逆行しているのです。
この前、イギリスに一年留学するという日本の大学生の方に話を聞いたときに、
「私は珍しいと思います。多くの学生は留学や世界で働くということに
興味がないと思います。今は就職にもあまり有利になりませんし。」と言われました。
実際にアメリカだけではなく学生の留学数は減っているのです。
もちろん、日本の居心地が良いからあえて海外に行かなくてもと
いうこともあるかもしれませんが、
彼らは胸を張って、「自分が大好きです」と言えるのでしょうか。
ちなみに私自身は、10年前まで自分を全く好きではありませんでした。
それがお陰様でコーチという仕事をするようになり、
自分を大好きだといえることの大事さに気づきました。。
そして3年前からアメリカに行くようになり、
海外の人たちの価値観や生き方を知ることで、
さらに自分のことを大好きだと言えるようになってきました。
自分の個性を大事にして、今この瞬間を突き抜けていく楽しさを知ったのです。
使命にむかって進むには、自分を大好きと言えるかどうか。
使命に向かって突き抜けるには、自分を信じきることが必要だからです。
皆さんは、自分を大好きですか?
こんなことを言っていると、いつか私も日本から排除されるかもしれませんね(笑)
冗談はさておき、皆さんにもぜひ大好きなありのままの自分で
使命にむかって突き抜けてほしいと願っています。
ちなみにこの質問を先日アメリカ人に向けてしてみました。
どうだったと思いますか?
なんと、全員がすぐに手を挙げられました。
しかも、それは当たり前のようでした。
アメリカは自分大好きの国なのです。
次回は10月に渡米する予定です。
また、新たな発見に出会えるのが楽しみです。